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ゼロから始めるテクニカルイラストレーション
ゼロから始めるテクニカルイラストレーション
テクニカルイラストレーションをAdobe Illustratorを使用してゼロから学べる書籍です。本書で勉強すれば国家検定試験『テクニカルイラストレーション技能検定3級』を目指せる技術が身につきます。

『特許図面』こんな感じで描いちゃいますがいかがでしょう?
『特許図面』こんな感じで描いちゃいますがいかがでしょう?
Adobe Illustratorでの特許図面作成方法を紹介。

■テクニカルイラストレーション概要
1.テクニカルイラストレーションとは何?
2019/08/12
どういうものを『テクニカルイラスト』と呼ぶのでしょうか。

ここでは、テクニカルイラストとは「イラスト自体の事」、テクニカルイラストレーションとは「そのイラストを描く行為の事」ととらえています。ご了承ください。



テクニカルイラストには狭義と広義の解釈があると考えています。


■テクニカルイラストの狭義の解釈

狭義の解釈とは、元々テクニカルイラストはアメリカの軍事産業が発祥とされています。

例えば戦闘機を組み立てるのに、図面も読めない作業者に作業指示しても理解できないことが問題となっていました。

そこで考えられたのが、イラストにして組立て手順などを周知することでした。

ただ、そのイラストも作成者の技量によってまちまちでは問題も起こりますし、どうせなら今後ずっと使用したいと考えるのが人間だと思います。

ならばと言うことで、テクニカルイラスト(アイソメ図)の理論が考えられたのではないかと考えます。

つまり、この背景から考えると狭義では「機械や電気製品など、図面を見なくてもその構成部品や組立・分解方法などを説明するイラスト」と言うことになります。

このようなテクニカルイラスト(アイソメ図)を「拡散分解図」などと呼びます。


~拡散分解図例1~
テクニカルイラストサンプル1

~拡散分解図例2~
テクニカルイラストサンプル2


また、内部を断面にして構造を表した「立体断面図」などというものもあります。

~立体断面図例~
テクニカルイラストサンプル3


この狭義のテクニカルイラストレーションについて、『テクニカルイラストレーション技能検定試験』という国家検定試験があります。

国が定めた130余りのものづくりのための技能を厚生労働省が認定しようと言うものです。

試験と言うからには、技能を推し量るのに、何の根拠も無い状態ではできません。

テクニカルイラストレーション技能検定試験』では、等測投影法という方法で、製品の製造に使用される紙図面を読み解いて、寸法に忠実にイラストを描いていきます。

いくらイラストがうまくても、リアルに描けても、軸測投影法に則っていないイラストでは合格はできません。


なお、当サイトの「Illustratorでテクニカルイラストレーション」のコーナーでは、この軸測投影表に基づく描き方を紹介しています。

ぜひご参考になさって、テクニカルイラストレーション技能検定試験に挑戦してみてください。